真冬の夜トイレに行くのに覚悟が要る家から 暖かい家族団らんの家をローコストで実現

京都府亀岡市にお住まいのMさんご夫妻。家づくり体験についてインタビューさせていただきました!

亀岡市M様邸外観

このままではヒートショックで危ないと思いました

Q 前に住んでいた家は、どんな家でしたか?

築40年の中古住宅で、冬寒くて室温が3℃ということもありました。

窓の結露もひどくて毎朝ワイパーでジャーっと・・・朝は結露が凍って窓が開かなかったり。

Q 聞いているだけで寒そうです・・・。

お風呂の脱衣所が本当につらかったですね。夜トイレに行くときは、ふとんから出るのに覚悟が要りました。

このままでは自分たちがヒートショックで危ないな、と。

Q 夏はどうでしたか?

前の家では、エアコンを買わず扇風機だけでしのいでいましたが、この数年は夏の暑さに耐えられなくなってきました。

Q 家を建てられたきっかけは何ですか?

老朽化がひどく、暑さ寒さも限界でした。

それに、太陽光発電を導入しエネルギーの自給自足を目指したくて、建て替えを決心しました。

Q どうやって工務店を探しましたか?

折込チラシで見つけた工務店に、こちらの希望を伝えて、ローコストで実現できる提案をしてもらいました。

太陽光発電について工務店に相談したところ、屋根の遮熱にも効果があると勧めてくれました。

亀岡市M様邸エアコン
▲1階のエアコンはLDKと脱衣所の間に設置。真冬の脱衣所もポカポカ暖かく、リビングと温度差がありません!

ローコストにするため、工務店と徹底相談

Q 今の家はどうですか?

もう本当に快適で、毎日幸せです。朝起きるのも楽だし、お風呂が浴室も脱衣所も暖かいのでとても気持ちいいです。

建て替えてから「あかぎれ」がなくなったので、血行もよくなったのかな・・・。

Q 暖房器具は何を使っていますか?

1階と2階にエアコン1台ずつです。床暖房も検討しましたが、エアコンだけで十分でしたね。

工務店と相談して、窓に断熱カーテンとハニカムスクリーンを付けたのですが、これがとても効果的でした。

亀岡市M様邸ハニカムスクリーン
▲ハニカムは「ハチの巣」という意味。ハニカムスクリーンは立体的な空気層で断熱し、窓辺の冷気や熱気を遮ります。

Q 光熱費は変化しましたか?

面積は広くなったのですが、冬はほとんど変わっていないですね。夏はエアコンを使うようになったので少し増えています。

亀岡の冬は霧が多いので、太陽光発電の発電量が少ないのではないかと心配だったのですが、1年間の発電量は京都府の平均並みでした。

Q 断熱性と気密性を高めることで、冬の室温3℃の家から快適な温度の家に生まれ変わり、電力の自給自足で災害にも備えられますね。

自分たちがこうしたいというイメージにつきあってくれるのが、町の工務店のいいところだと思います。

間取りも開放的になって、ごはんをつくっているときに家族と喋れるのが楽しいです。

亀岡市M様邸リビング
▲今の家のLDKは、引き戸を開ければ広~い空間に。冷暖房時は閉めれば省エネです。

住宅性能と光熱費のデータ

M様邸住宅性能 断熱材 現場吹き付け硬質ウレタンフォーム 遮熱材としてアルミ熱線反射材 アルミ樹脂複合サッシ 複層ガラス UA値1.18 C値0.4

 

前の家に比べ今の家は延床面積42%増

 

亀岡市M様邸夏の月当たり光熱費

 

亀岡市M様邸冬の月当たり光熱費

 


>>次は「7. すぐにできる結露対策&光熱費節約」


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