震災の後だから耐震性能も重視 夏のエアコンほとんど不要の快適住宅

京都府京都市にお住まいのHさんご夫妻。家づくり体験についてインタビューさせていただきました!

京都市H様邸外観

1に耐震性、2に暖かさ、3に遮音性を重視

Q 前に住んでいた家は、どんな家でしたか?

前は築20年の中古住宅に住んでいましたが、冬、本当に寒かったです。

毎晩寝る前に30分、ふとん乾燥機でふとんを温めないと、夜寝られませんでした。

Q それは・・・つらいですね。

ガスファンヒーター・電気床暖房・電気オイルヒーター・エアコンを全部使っていたのですが、それでも寒いので、途中で窓を全部複層ガラスに替えたのです。

それでもあまり暖かくなりませんでした。

Q 窓を全て替えても、効果はそれほどなかったのですね。

それに壁が薄かったのか、隣近所の声もよく聞こえたんですよ。

Q 家を建てられたきっかけは何ですか?

東日本大震災がありましたので、地震に強い家に住みたかったのが一番の理由です。

Q どうやって工務店を探しましたか?

インターネットで「耐震性」と検索して、免震構造を手掛ける工務店のモデルハウスを見に行きました。

そのとき屋根の雪が溶けていない映像を見せてもらい、天井から熱が逃げていない、つまり断熱性・気密性が高いということを納得しました。

京都市H様邸部屋
▲高断熱高気密というと窓の少ないイメージ?いえいえ、Hさん宅は充分な窓が設けられ、明るく開放的です。

Q 引っ越してから、それを実感しましたか?

冬、暖房を夜の数時間つけるだけで、朝まで家中が暖かいんです。

夏は室内が涼しいので、ほとんどエアコンを使いませんね。

あまりにもエアコンを使わないので、この間リモコンの電池が液漏れしていました(笑)。

光熱費は大きく変わらず、快適さは大幅アップ

Q 前の家と比べ、光熱費は変わりましたか?

今の家の方が広くなっているのですが、夏の光熱費は今の方が減っていますね。

冬は全館ガス温水床暖房なので、少し増えていますが、快適さが全然違います。

京都市H様邸アルゴンガス充填Low-E複層ガラス
▲夏の暑さを遮る複層Low-Eガラス(ローイーガラス)。ガラス板の間にはアルゴンガスが充填され、断熱性が高くなっています。

Q 夏涼しいとのことですが、窓は開けるのですか?

窓は閉めています。

熱交換換気システムという機械で、外気を夏は冷やし、冬は温めてから取り込んで、全館の換気が自動的にされているそうです。

Q 家中が同じ温度で、それにとても静かで、居心地がいいですね。

夜にこの家でピアノを弾いていても、外にはかすかにしか聞こえません。

免震構造で安心感があり、温度が快適で、家の中も静か。今の家に、とにかく満足しています。

住宅性能と光熱費のデータ

H様邸住宅性能 断熱材 EPS 樹脂サッシ アルゴンガス充填Low-E複層ガラス UA値0.34 C値0.61

 

前の家に比べ今の家は延床面積63%増

 

京都市H様邸冬の月当たり光熱費

 

京都市H様邸冬の月当たり光熱費

 


>>次は「体験談 京都府亀岡市 Mさんご夫妻」


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